うーん…、ヴィン・ディーゼルの映画って実はXXXもまともに観たことない(正確には途中で寝てそれっきり)。
まあ僕の中では、高校生の頃に観た『サスペリア』で既にホラーとしての魔女ものというのは完成形であり、アルジェントの魔女を超えるものなど撮るのは容易じゃないことはわかる。今この古臭いトレイラー観てもゾクゾクする。
それ程に実は魔女というのは扱い辛いクリーチャーだよね。どんなに恐くしようとしても、鷲鼻や箒なんかでどことなく間抜けで愛らしくなってしまうし、かといってサスペリア風にやっても『ザ・クラフト』の様なもの以上には広がらない。
ザ・クラフトはホラーとはよべないし、やはり比較してもサスペリアがいかに魔女ものの到達点であるかがよくわかる。
たとえばホラーに限らないなら、バートンの『ダークシャドウ』や『ヘンゼルとグレーテル』『千と千尋の神隠し(笑)』など魔女を扱う秀作は多いが、ホラーに限ればヒューマノイドでいくかちょいきmクリーチャーでいくかで、作品の出来が決まるといっても過言じゃないだろう。
ステレオタイプなハロウィンの間抜け魔女だと、伽耶子や貞子(貞子も魔女カテか?)すら越えられないし、かといって人間の見てくれでカラコン程度だとそうとうキャラが立つパンクな役者じゃないとうんともすんとも痒くもないだろう。
そうそう、魔女って悪女でもいいんだが、女性の負の面が際立った恐さなんだよな。サスペリアがまさにそうで、姑獲鳥とかそういうこじらせた怖さ。魔法がなんちゃらとかそういうことより、ブレアみたいな別に魔女じゃなくてもいいもんでもなく、どろどろとした女の何かに対する執着心・嫉妬心・嫉み・そねみ・若さや美に対する固執とかそういうもんじゃないのかな…。
てか結構魔女もの観てんだなぁ…、と再認識してしまった(笑)。
すんません、タイトルのからそれてしまい(笑)。