ここは現代で人間とゾンビとヴァンパイアが共存するオハイオの田舎町(笑)。
難しい事は抜きにして、まあそういう事なんだろう(笑)、こういう強引な設定いいです。こうこうこうなってああなってという理屈っぽい『アンダーワールド』みたいなのも勿論いいが、春の夜長にアホっぽく観るには最高の一本です。かなり笑えます(笑)。
先ず主人公がド普通(ほんとは優しくちょいヲタ寄りだが…)で、尚過去に親友だったヲタフレンズを切り現在は普通ポジを手に入れた模様。そして頭脳明晰だがヲタの旧友、昔主人公に胸をさわったと嘘をつかれてビッチ扱いされている女子とこの三人のハイスクールライフに絡めて話が進んでいく。
過去に本当は仲良かったがいじめられたくないのでその心の友を切る、というネタは特に青春ホラーでよくあるが、話の仕方でやがてそいつがラスボスになったり、また友情を確かめあったりと色々と様々に展開させやすいね。
これだとネタバレになるので控えるが、とにかくそれがヴァンパイアになったりゾンビになったりと異種になるので、その辺がうまく絡み合い見事に調和している。
あとしょうもない下ネタや、不条理なネタがとにかく笑う。ここでこんな事言い出すか?みたいに急にシリアスになったり、邂逅してすぐに脳ミソ食いたがるとか(笑)。
件のウォーム~もここまでやれたら良かったと思う。そして共通の敵?であるエイリアンがまた訳がわからない(笑)。が、とにかく強い、そして性格が悪い(笑)。
この手のしょうもないものを本気で一生懸命つくりこめるというのがアメリカの映画の偉大だところだと思う。大好きですね。これもオススメです。