読めよ

フリークス・シティ

好き(笑)(笑)(笑)。 ここは現代で人間とゾンビとヴァンパイアが共存するオハイオの田舎町(笑)。 難しい事は抜きにして、まあそういう事なんだろう(笑)、こういう強引な設定いいです。こうこうこうなってああなってという理屈っぽい『アンダーワールド』みたいなのも勿論いい...

2017年2月3日金曜日

霊幻道士の研究①

僕は『霊幻道士』という摩訶不思議な映画に出会った事で、自分の中の世界観というかマインドマップが大幅に変わったことはこの生来の鈍感さでも自覚できた。

世代的にブルース・リーは実はあまり馴染みがないが、その後のジャッキー・チェンやアクションで言えばシュワちゃんやマトリックスまで、アクションというジャンルを観る際に僕の中の一つの指標は、未だにこの霊幻道士だ。

時を経て、最近ではジュノ・マックのこれ、松竹さんの公式




で、興行はどうだったんだろうか…、気になる方は各自とんで調べてみて下さい。

単館上映等がほとんどだったと思うんで、あとファンタスティック祭りとかに招待されたんかな…

記憶がおぼつかないけど、海外の映画オタの親友から伝いで「映画祭でやるぞ」みたいなメッセもらったんでその位キョンシーからは遠ざかってたもんで、DVDまで探し回って初見の時は、こみあげてきましたよ、ええ。

この最新作の『キョンシー』には元祖霊幻道士のキャストが勢揃いというね。

因みに僕が尊崇するラム・チンイン:林正英はもう若くして亡くなられてるんで当然出てきません。

この道士の中の道士である林正英老師に関しては次の機会に深く読みとくとして、この新作の主人公は、元祖でチンイン扮するガウ道士の馬鹿弟子二人組のイケメンのサンコウ役だったチン・シウホウ。

そして道士はアンソニー・チェンで元祖では邦訳だと『風水師』というおそらくは、翻訳者が勝手につけただけだろうけど(センスあると思う)道士未満の未熟者的キャラでガウの道弟かなにかで、コンシー(キョンシーだけどお札が額に貼っつけてあるんで先導・水先案内人の意のままに動かせる式神のような死体)を先導して生まれ故郷に連れて帰る、みたいな役だった。

風水っていうのが日本で当たり前に語られるようになったのは、おそらくこの元祖からじゃないかな…、それまでそんな八卦見はほとんどきいた事なかったしね。

だからダオの風水術っていうと僕の中ではアンソニー・チェンが先ず第一人者。誤訳というかテキトーなネーミングだろうけど(笑)。とにかく昔の翻訳はセンスある、人工キョンシーだから勝手にコンシーとか(笑)。

で、そういう往年のキャストで繰り広げられる新作『キョンシー』は、シリアスでもあり少し薄ら寒いくらいブラックユーモアに溢れていて僕はかなり好き系。

昔からのキョンシーや霊幻道士ファンには新作は賛否両論みたいだけど、それをいうなら人嚇人や人嚇鬼から霊幻道士に至る過程もあるしキリがない、という。ついでに言うと80年代なら『魔界天使』などもあり、これも関連作といえば系統はそうであり、そこからの変容をみれば色々とは言えなくなると思う。

サモハンやレイモンド・チョーといったゴールデンハーベスト系がキャスティングの妙で一気に檜舞台へと昇華させた一連のキョンシーもの。気が向いたら次回からこと細かに『霊幻道士』について書こうと思う。



0 件のコメント:

コメントを投稿