読めよ

フリークス・シティ

好き(笑)(笑)(笑)。 ここは現代で人間とゾンビとヴァンパイアが共存するオハイオの田舎町(笑)。 難しい事は抜きにして、まあそういう事なんだろう(笑)、こういう強引な設定いいです。こうこうこうなってああなってという理屈っぽい『アンダーワールド』みたいなのも勿論いい...

2017年4月8日土曜日

フリークス・シティ

好き(笑)(笑)(笑)。


ここは現代で人間とゾンビとヴァンパイアが共存するオハイオの田舎町(笑)。

難しい事は抜きにして、まあそういう事なんだろう(笑)、こういう強引な設定いいです。こうこうこうなってああなってという理屈っぽい『アンダーワールド』みたいなのも勿論いいが、春の夜長にアホっぽく観るには最高の一本です。かなり笑えます(笑)。

先ず主人公がド普通(ほんとは優しくちょいヲタ寄りだが…)で、尚過去に親友だったヲタフレンズを切り現在は普通ポジを手に入れた模様。そして頭脳明晰だがヲタの旧友、昔主人公に胸をさわったと嘘をつかれてビッチ扱いされている女子とこの三人のハイスクールライフに絡めて話が進んでいく。

過去に本当は仲良かったがいじめられたくないのでその心の友を切る、というネタは特に青春ホラーでよくあるが、話の仕方でやがてそいつがラスボスになったり、また友情を確かめあったりと色々と様々に展開させやすいね。

これだとネタバレになるので控えるが、とにかくそれがヴァンパイアになったりゾンビになったりと異種になるので、その辺がうまく絡み合い見事に調和している。
あとしょうもない下ネタや、不条理なネタがとにかく笑う。ここでこんな事言い出すか?みたいに急にシリアスになったり、邂逅してすぐに脳ミソ食いたがるとか(笑)。

件のウォーム~もここまでやれたら良かったと思う。そして共通の敵?であるエイリアンがまた訳がわからない(笑)。が、とにかく強い、そして性格が悪い(笑)。

この手のしょうもないものを本気で一生懸命つくりこめるというのがアメリカの映画の偉大だところだと思う。大好きですね。これもオススメです。

キングスマン

結論から言うとくそおもしろい。血わき肉おどる、とはこのスッパイアクションのことを言うのだ。


僕は007とかは何気に好きなジャンルで、それはフォーサイスの『ジャッカルの日(リメイクはくそであるオリジナルの方ね)』や『オデッサ・ファイル』とかがこれ系のゲートウェイだったから。つまりこの手のに関しては『ミッションインポッシブル』が邪道に感じる程にトラッドな嗜好だ。

逆にアメリカを舞台にした色気もへったくれもない沼スパイを先に観ていたら、逆に欧州ものが物足りなく感じていただろう。なによりとっかかりというか初めの一歩は大事だね。それで後がどうなっていくかの感受性に非常に大きく影響すると思う。

本作は都市伝説やフォークロアであるところの、世界組織イルミナティー直属の無国籍諜報機関に関する破天荒な筋。

この機関のエージェントになるには血統主義であり、どうやら貴族やナイトの血脈じゃないと本来は円卓につけないらしい(アーサー王と円卓の騎士に因んでコードネームもランスロットなどになっている)。

その機関や世界政府に対する新興勢力としてサミュエル・L・ジャクソン扮するITナッツの富豪が、『地球存続の為に一部の特権階級を除く有害ウィルスの様なgmkz人間を削減する』というえげつないプロジェクトを推進している。

本作の主人公はコクニーという貧困層出身の青年。実は父親は軍人だったがそのキングスマンという機関の代理人に、異例の大抜擢をされたという逸材の形見。父親の優しい性格を受け継いでおり男気のある好青年である。

あとは他のスパイものと変わらないが、とにかく微妙にふざけちらかしており、上流階級を皮肉る鋭い風刺や、Lジャクソンの小気味の良い宗主国である英国批判など、随所に古典が散りばめられていて知的レベルも高い。

久々におもろいスパイ映画でした(笑)。かなりオススメ。

スプライス

両生類キメラという新ジャンル(笑)


なんかでこの俳優さん見た希ガス。なんだったっけなぁ、と思いつつテンポ良く話はすすむ。DNA配列なんちゃらで試験管でキメラを創造する話。時代は近未来なのか現代なのかよくわからないが、服やスマホなんかをみる限りは現代か?、まあいいとしてこういうクリーチャーは新鮮だった。

カエルやら色々混ぜたキメラに、やはり人間をかけあわせてしまう、といった筋。

およそ科学者というものは、詰まるところとことんモラルハザードなのには同意する(笑)。探求心や好奇心の塊なんだろうね。そんでこの映画の特徴は『予想を裏切らずたんたんと最悪の展開』へと物事がすすむところ。

最近はジャンル問わず奇をてらいすぎなものが多い。ユーザーの予想を裏切りたいが為にやらかし過ぎて訳のわからないものになるものも少なくない。

『花はキレイ』『こいつは悪』でまんまでいい時もある。あまりにも台本いじりすぎると別物になってしまう。クローバーなんかその典型かと思う。

これはその点では素直。ラストまでついぞ一切脱線しない。そんな映画です。

ジャッキー・チェン 蛇鶴八拳

時系列は不明だけど、僕的には五福星の次に観た京劇系では最初の作品である。


何気にその後の京劇系の最終作となる『天中拳』と、キャスティングがほとんど同じである事に先日観て気付く程には遠ざかっていたね。

ジャッキー・チェンのコミカルアクションの中では『成(醒)拳』や『成龍拳』と似ていてそこそこシリアスで、初っ端から無双というたとえば『蛇拳』『酔拳』『拳精』『ヤングマスター』といった修行が承となる筋書きではなく、これはこれでおもしろい。

僕の入り口はこれだったから、割と他のマニアと違い体系的に俯瞰して観れるのかもしれない、というのは思った。

因みに『蛇鶴八拳』というのは、映画の空想上の無双拳でジェット・リー(リー・レンチェイ)の無影脚みたいな秘奥義。少林寺の八派の達人が集まり蛇拳と鶴拳という相対するライバル的な象形拳(五獣の動物に似せた少林拳)二手をミックスさせた感じの功夫。

でも微妙にガラガラ蛇拳とかも出るんでその辺りはよくわからない((笑))。

五獣拳はそれぞれ相性がありジャンケンの様なもので、チョキとパーをあわせたものだと思えばいい。でラスボス(このおっさん天中拳のラスボスでもあったが)が残りのグーみたいな、黒龍拳という一種『蝦蟇功』みたいな禁じ手(邪悪であまりにも強くバランスを崩すので封印された古来の功夫また『如来神掌』のように習得不可能なレジェンド)を使うありがちなラスト。

カンフーハッスルの引用だけど、大方の功夫京劇はこの秘拳や秘拳の奪い合いや、それに因んだ復讐劇がほとんどだ。

だからたくさん観ると『あれ・・・既視感が・・・』という事になる(笑)。

正直あまりおもしろい映画ではないが、香港映画の歴史を紐解くには必見の本作です。

2017年3月31日金曜日

レジデント

デンマークのゾンビ映画(笑)。それだけでも食指のびるわな(笑)(笑)


ゾンビとは言えないかもだが、凶悪なフィンランド人をロシア目線で描いた異色作の『フィンランド式残酷ショッピングツアー』のイメージで借りてしまったが…、


ちなフィンランド式の方はいまだに我々ゾンビ好事家の間じゃ語り草になっている秀作。なにやら本家では、ロシアや他北欧に「変な国」扱いされるフィンランドとしてあまり評判はよくないみたい(笑)。
確かに僕等日本人にとっても、たとえばスウェーデンやらノルウェー程は馴染みのないデンマークやらフィンランドやバルト国家群。
その得体のしれない感じも相俟って、ゾンビものとかきmいかな?と思いきや、フィンランドの方はよかったけど、デンマークゾンビは正直微妙。

悪くはないが、あまりもどノーマルで、ついぞ住宅街から一歩も、いや家からも向かいの家くらいしかいかないというキワモノ。

外はゾンビが溢れ己らの家族がゾンビ化しようとしてんのに、高校生二人は隙あらばセクロスにいそしみ、なんともやるせない気持ちになってしまう。セクロス中に母ちゃんが、
「妹いなくなったから捜して」
とか突然入ってきたり(笑)。おいおい邪魔すんなって(笑)。

青春ものにしたいのか、家族愛を描きたいのか、全くわからない。そんな感じ。

ゾンビマックス!怒りのデスゾンビ

実はあれから数本ゾンビ観たが何本かとりあげてくね(全部は面倒くさい)。


これもブログにもあるが前に観たのと同じで、どっちかいうとヒューマンドラマ的要素が強い(人間のが怖い的な)。

何故か化石系燃料が使えずゾンビが燃料で夜はガスを吐かないとかRHーの血液型の人は空気感染はしない(でもかまれたらアウト)などそういう細かい設定はなかなか渋い(笑)。

どこまで真面目なのか、投げやりなのか、B級にしては妙につくりこんだ部分があり、結構曲者感満載の本作。観劇後に「なんじゃこりゃ」と思う人と「味わいぶかいなぁ」という風に評価がわかれるところだろう。

個人的には『ギリシャゾンビ』とか好きな人なら「観おつ」程度には声掛けはしたくなるレベルだと思われる。後学の為とかね。主人公やその妹が無双なのでイライラはしないが、周りがやたら頭が悪いので次々にゾンビ化していくのはいいと思う。

ただ無双とはいってもそこまでのサクサク感はないのでそういう期待はしない方がいいかも。

2017年3月28日火曜日

雨沢式カメの飼育

僕が亀を飼ってちょうど1年にくらいになる。

何故亀を飼おうかと思ったかというと、亀が好きだからだ。

子供の頃に、祖母と縁日でゼニガメを買って祖母の家に持ち帰ったところ、祖母が育てたいと言い出して、内心「えっ?僕に買ってくれたんじゃないのか?…」と戸惑いつつも、まあお婆ちゃん子だった僕は黙って祖母に亀を譲った。

祖母は最初は古い洗面器で亀を飼っていた。砂利や陸地など何もつくらず、ただ毎日エサをやり水をかえて、数年経っても洗面器が水槽(僕がお小遣い貯めて祖母に贈った)にかわった位でそれを貫いていたようだ。そして亀はかなりでかくなっていった。

たまに祖母の家に行き亀の様子をみるのが楽しみだった。僕は子供向けの亀の飼育入門のような本を買い祖母にあれこれ提案したが、祖母は冬だろうが何だろうが毎日水道水をかえるというだけの素朴なスタイルを貫き続けカメもどんどん育っていった。

その記憶があって、僕も今一度そういうスタイルで亀を育ててみようと思ったのがきっかけだ。

亀のエリアーデは寒い時期に購入したのとまだ生まれたてだと言っていたので、さすがにヒーターはいると言われ1600円くらいで購入。それ以外は水槽(のようなもの)がわりの器と砂利を百均で買うだけなので費用はほとんどかかってない。

ペットショップで、カルキ抜きやら陸地のような陶器?みたいなものもすすめられたが、そんなもんはいらん(もっと丁寧に言ったが)、と断りなるべく祖母のスタイルに沿って1年が経った。

祖母の亀と同じく毎日元気に暴れまわっている。毎日の水かえは正直大変だが、カメは自分では水替え出来ないので僕の責任。あと日中は日が差すところに器を置いておくこと。曇りだろうが雨だろうが陽は差しているいるのでお日様にあてるのは祖母がやっていたことだ。陸地などなくても自分でどうにかして甲羅を干しているようだ。

それ以外は特になにもせずたまに眺めて癒されるくらいだ。隠れ家がどうちゃら書いてある説明多々あるが、水替えの時などにどうせエリアーデに触らなきゃいけないから、「僕は敵じゃないし餌もあげてるだろ」みたいに馴れさせれば特にストレスなどの問題もないと思う。つまり隠れる必要もなくなる。敵がいない訳で。おかげで最近は掴んでもまったく抵抗もしなくなった。たまに歯ブラシで甲羅を磨いてあげるがなんか気持ち良さげにおとなしく応じるよ。

あと水質云々、これもかなり神経質な説明が多く(そりゃ相手はあれこれ買わせたいんだし)、濾過やら水質保全剤やらエアポンプやらあれもこれもアホほど出てくる。僕がこれらを疑問に思うのは彼等(クサガメ・イシガメ・アカミミ・ウンキュウ(雑種))は生まれも育ちも水道水だ。勿論養殖場でカルキ抜きくらいはしてあったかも(たぶんしてないと思う)だが、それを自然に近付けようとする発想がおかしい、と個人的に思ってる。どこかのプラントや屋外の庭の池でもないとそんな事は不可能な訳で、逆に中途半端な薬漬けになるんじゃ?という疑問ね。身近で一番安全で且つ安定して手に入る水道水にカメを馴れさせる事の方が、水質の魔導士になるより(先ずそんな水質管理など専業や研究機関でもない限り不可能だ)よっぽど金もかからずカメにもいいと思う。

家に馴れてもらうこと。毎日水替えて清潔を保つこと。これがやれあの薬がどうの、やれろ過装置がなんちゃら、とお金や無い知識を誤って処方するより余程カメにも僕等の精神衛生上もいいこと、だと僕は思う。だからヒーターだけしかない。

とりあえず今日はこのくらいで。今度は餌やら冬眠方法などを。


2017年3月19日日曜日

ラスト・ウィッチ・ハンター

魔女っすか(笑)


うーん…、ヴィン・ディーゼルの映画って実はXXXもまともに観たことない(正確には途中で寝てそれっきり)。

まあ僕の中では、高校生の頃に観た『サスペリア』で既にホラーとしての魔女ものというのは完成形であり、アルジェントの魔女を超えるものなど撮るのは容易じゃないことはわかる。今この古臭いトレイラー観てもゾクゾクする。



それ程に実は魔女というのは扱い辛いクリーチャーだよね。どんなに恐くしようとしても、鷲鼻や箒なんかでどことなく間抜けで愛らしくなってしまうし、かといってサスペリア風にやっても『ザ・クラフト』の様なもの以上には広がらない。


ザ・クラフトはホラーとはよべないし、やはり比較してもサスペリアがいかに魔女ものの到達点であるかがよくわかる。

たとえばホラーに限らないなら、バートンの『ダークシャドウ』や『ヘンゼルとグレーテル』『千と千尋の神隠し(笑)』など魔女を扱う秀作は多いが、ホラーに限ればヒューマノイドでいくかちょいきmクリーチャーでいくかで、作品の出来が決まるといっても過言じゃないだろう。

ステレオタイプなハロウィンの間抜け魔女だと、伽耶子や貞子(貞子も魔女カテか?)すら越えられないし、かといって人間の見てくれでカラコン程度だとそうとうキャラが立つパンクな役者じゃないとうんともすんとも痒くもないだろう。

そうそう、魔女って悪女でもいいんだが、女性の負の面が際立った恐さなんだよな。サスペリアがまさにそうで、姑獲鳥とかそういうこじらせた怖さ。魔法がなんちゃらとかそういうことより、ブレアみたいな別に魔女じゃなくてもいいもんでもなく、どろどろとした女の何かに対する執着心・嫉妬心・嫉み・そねみ・若さや美に対する固執とかそういうもんじゃないのかな…。

てか結構魔女もの観てんだなぁ…、と再認識してしまった(笑)。

すんません、タイトルのからそれてしまい(笑)。

2017年3月9日木曜日

カリフォルニア・ゾンビ逃避行

久々のゾンビです。


基本的に青春ドタバタ劇です。個人的にはウォームボディーズとかよりよっぽど好きです。素直かと思う。

筋は救出劇で、幼馴染のかわい子ちゃん(引っ越してしまった)を、引きこもりのヲタが助けにいくみたいな感じ。なんかどっかで観たようなコメディーですが、こういうのはうだうだ考えずに観れるからいいです。そうそう『メリーに首ったけ』に似てます。あれにゾンビ風味を加えた様なもの。めちゃくちゃわろけるとか怖いとかそういう要素はほとんどないけれど、それでもほんわか観れます。

この手のは大体ゾンビがくそ弱いので、緊張感は然程無いですが、ゾンビのスペックはどうでもよく、刺身のつま程度で、恋愛に偏重すればするほどバカげていておもしろくなるからお色気要素も必要になるけれど、まあ程々に美人の間持ちさせる為の連れ合いも登場します。

こういうので神作が個人的には「バタリアン・リターンズ」ですが、あれはコメディーではないから、比較にならないかな…。本作はシリアスさ加減は0だし。

毎日食べても飽きない主食の様な映画。サザエさんゾンビ。

闇金ウシジマくんTHE FINAL

今回はジャンプでいい…、次はねーぞ(笑)、


本作は初見でした。結論から言うと良かったです。ずっと気になってたサイハラという実写版オリキャラ(おそらく滑川?)を何故敢えて女性にしたのかもやっとわかった気もします。

ところどころ原作とは若干違うウシジマくんやエザキや戌亥、ガクト兄弟の少年時代の回想がはいりますが、舞台は所沢なんですね(笑)、地元が(笑)。。。

ただオリキャラの成功例として高く評価したいです。というのも滑川もサイハラもウッシーに負けずとも劣らず鬼の様に凶悪なんですが、原作も映画もちょいセンチさがある描写です。肉蝮の様にもう人とは呼べない(笑)キャラとはやや違うウシジマくんとの絡みがあり、例えば肉蝮系には容赦ないウッシーやエザキくん戌亥くんも、ガクトやサイハラや竹本などにはやや動揺というかおかしな挙動を寸コマですが見せます。一瞬で基本ポーカーですが(笑)。

こういう演技が出来るのも山田さんならではかと思うし、原チャでガクト兄弟にカチコミにいくウッシーとエザキを背後から何故か応援する謎の少女(実はサイハラ)というシーンなど、ストーリーにより深味を与えていると思う。

他には僕が尊敬する俳優の八嶋智人さんが、債務整理専門の悪徳弁護士役で出ていて、「容疑者室井慎二(踊る大捜査線のスピンオフ作品)」を彷彿とさせるものでした。八嶋さんはこういう嫌な弁護士役とかほんとはまりますね(笑)。

僕も前職で随分多くの弁護士さんとお話しさせていただきましたが、実際はもちっとドライというか事務的です。大体テンプレですので(笑)。もっとも闇金さんはどうか知りませんが(笑)(笑)。

ともあれ、今作が最後ということなので、見納めですかね。

サラっとしててウッシーらしいっす。

2017年3月2日木曜日

闇金ウシジマくんPART3

で、どうすんの?、


実は雨沢はウシジマくんの大ファンなのです(笑)。

この漫画についてはあまり説明はいらないかと思う。ナニワ金融道やらミナミの帝王よりも更に底辺の闇金業者を題材としたリアリティーに富む(笑)大ヒットコミックが原作です。

かくいう雨沢も某大手信販会社の管理部やクレイム処理班だった事があります。
新卒で入社したところを2年ほどで辞めて、ただただ給料の良さで転職したものの、ものっそいハードで様々な経験をしました…、おまけに関連の保証基金の業者団体に出向して京都にも数年住んでいて、関西というエリアの裏をその髄まで体験しました(笑)。

ですから、この手の漫画や映画のキャラが話す専門用語などは理解出来ますし、カウカウファイナンスまでは粗々しくはないですが、この世の様々な人種と関わる機会があり、ウシジマくんや萬田はんが発す言葉の重みがよくわかります…。

僕の職務経験からくるそういう彼等に対するシンパシーも手伝ってこのシリーズは全て観ています。これも今日DVD観る前に劇場で観てます。

お金は大事です、それは無いよりはあった方がいい、が、個人の経験で人にはそれぞれ扱える額の器があると思っています。よく『あぶく銭』といいますが、お金はそれ自体がいる場所を選ぶので、手にした者の器に入りきらなければ質量保存の法則で必ず流れまわります。ライフストリームとでも言うのかな。

僕は実は生来あまり物欲や金欲というものがありません、遺伝でしょうか、父もそうです。けれど、たとえばお金持ちや持ってない人、または失った人、等様々な人達を観てきて思うのが、前述の『器』を知ることかと思ってます。
偶然器を超える額面を手にしてしまったらどうすればいいか?わかりません(笑)。なるようにしかならないでしょう、ただ不幸への呼び水になるかもしれませんし、そうじゃないかもしれない。大体前者が多いけれど…、そもそも器ってどうはかるかもわからないしね。ただまあね。

でも、このPART3はシリーズ中でもそんなにバッドエンドでもない。いつものウシジマくんや原作原理主義者には物足りないかも?だけれど、これはこれでいいんじゃないでしょうか?

で、いくら欲しいの?(笑)

バタフライエフェクト・イン・クライモリ

いやぁ(笑)(笑)…


邦題と内容が全く関係無いことはまあおいといて(笑)、『バタフライエフェクト』に関してはかなり神作(これとは関係ないからね(笑))。

クライモリ』に関しては微妙だが一番新しいやつだと結構まともになってた、と思う。キングは好きだがキング臭がするのはあまり好きじゃないという僕の嗜好性なんであまり参考にならないと思うけれど。

クライモリは全作観てるが、フレディやジェイソン、ブギーマン、レザーフェイスになりきれなかったクリーチャーという感じがしていて、なんだか愛嬌がない。
あとね、武器が原因かと思うよ。フレディはかぎ爪、ジェイソンは鉈とか電ノコやらチャッキーは果物ナイフだっけ?そしてクライモリの小人は主に弓…
やっぱね、飛び道具はどうかと思う。こうなんというか音もなく迫りくる間合いの恐怖ってあるが、クライモリは小人視点で草やぶからいきなり矢をはなつから、どっちかいうとプレデターみたいなんだよな、怖さとかそういうもんじゃない。

とか、タイトルの作品にいっさいふれてないが(笑)、オーストラリアの猟奇的なスタンドバイミーみたいに思ってくれればいいかと思う。特筆すべきところがないし、全くこわくもない。当然バタフライ効果もない(笑)。

かといって極端に悪くもない。強いて良い点をあげるなら、こういうソープオペラあればおもろいかも?という感じか(笑)。シリーズものでやれば中々おもしろいかもしれない、つまり一話完結向けの台本ではない。

そんな感じです。

2017年2月26日日曜日

デッド・ウォーカー

もういかにもという邦題やパッケージ(笑)。
でもやっぱ観ないとね。ということで、


ざっと言うとマカロニゾンビ、かなりの低予算かと思われるがその割には良くまとまってるかと(笑)。
最後のシーンでライオンゾンビのやつ(なんだったっけ?)思い出したな。

この手のを観る時は、そもそも期待していないので、たとえばエロを追求したりそういう楽しみ方も出来る、が、しかしお色気姉ちゃんもお色気ゾンビも出てこないので、それも出来ずとりあえずどうしようかな?、と途方に暮れているうちに終わってしまった(笑)。

救いがいっさい無いという点では、王道のマカロニとも言えよう。ただそれにしろやや甘い。というのも子供がゾンビ化する(なんか知らんがやたらとガキが犠牲になる)描写などもないし、その辺りの無慈悲さも無い。

伏線を色々と回収出来ずにというか、風呂敷広げすぎて、なんかもう飽きたしいいや感が凄まじいのでそこは評価出来る(笑)。いかにもイタリアっぽくてそれでいいかな(笑)(笑)。

あと個人的には、バットを背負ってるキャラがいてそれも評価出来る。マカロニにありがちだが、イタリア系がゾンビ撮ると何故だかアメリカっぽくしたがる、というか街並みや森が明らかにアメリカじゃないんだけれど(笑)、別にデモンズみたいにイタリアでもいいじゃんといつも思うんだが、そうしたいみたいだしそれがスパゲッティゾンビなんでそれでいいかな。

ピザゾンビね(笑)。

2017年2月21日火曜日

新選組オブ・ザ・デッド

うける(笑)。


僕は昔からバナナマンのファンで、ゾンビ好きなんで、偶然見かけて「これは…」と思い即レンタル。内容は…(笑)。

ただ日村さんの役柄のkzっぷりが半端なくgm(笑)、こんなgm野郎そんないないだろうというくらいのキャラで、それを見事に演じきっていたのは良いと思います。

僕も含めて世間に星の数ほどgm野郎は存在しますが、この日村扮する屑山ゲス太郎という新選組の木っ端隊員は下衆オブザ下衆という救いようのない類のgmで、愛らしさの欠片もないです。壬生狼の誠の威をかりて娼婦を連れ歩き、私情で竜馬に喧嘩をふっかけ、私闘で相手が銃所持とわかると途端に逃げ出す。もうほんとどうしようもない奴です。

で、主人公格?なのにただ座ってるシーンがほとんどという(笑)。でも日村さんらしくて良かったと思うし、バナナマンのファンの為の映画と言えなくもない。設楽抜きの所在なさげな日村のネタ観てる気がしました(笑)。

ストーリーも散らかりまくってて、『幕末純情伝』を彷彿とさせるもんが突然入ったり、といかにもちゃらけた新選組ものという感じで範疇内ですが、こういうのは司馬小説の『新選組血風録』読んでればもっと楽しめるかと思います。僕は中学生位に読みましたが、新選組が近代BL腐女子の祖といわれるだけの事はあり、その手の『衆道』ネタは多いです(笑)。僕はそういう趣味はないのですが、サブカルのカテを理解する上ではバイブルみたいなものですから、腐女子の性質を垣間見たければ飛ばし飛ばしでも読むことをおススメする(笑)。何気に深淵ぽいし、なんで彼女達が芹沢鴨だの隊規だのつぶやくのか良くわかります。

そんなこんなで新鮮組ゾンビでした(笑)。

2017年2月17日金曜日

悪魔の手毬唄 市川崑監督 横溝正史原作

もう何度観たかな(笑)

評価はわかれるところだろうけど、個人的には市川崑・横溝正史・石坂浩二トリオの最高傑作だと思ってる(僕が岸恵子さんこそアレだと盲信してるのもあるが(笑))。

若山富三郎さん扮する閑職刑事が、なんともいえずいい距離感で絡むので、実際その場に金田一は存在してるのかな?磯川警部しかおらず、金田一は磯川警部の幻の産物じゃないかな?くらいの妄想までも楽しめる。その位に金田一がバイプレイヤーで市川流のセットの如き役割。

「蒼天航路」というコミックをご存知の方は、あれの孔明を想像してもらうといいかも。
金田一という特殊なキャスティングは、横溝だけでも成り立たなかったし、市川崑に命を吹き込まれた稀代のストーリーテラーでもある。最後のカタルシスの崩壊も他の市川・横溝とくらべても、尋常じゃない程のものがある。

この映画の見せ場は、個人的に二つあり、一つは由良の老婆(村の長老)が毬をつきながら子守唄のような童謡を歌うシーンと、ベタだが仁禮のててなし児(父親が不明)の殺害現場。これは子供心にかなりトラウマティックな描写となっていて、市川崑の美意識の粋の様なイメージ。とにかく息を飲むように美しい葡萄酒の樽に浸かっている美女の亡骸、鮮烈にして強烈だ。犬神家の足や菊人形の生首と共に語り草になっているが、後者よりもより埃っぽくより匂いがあるシーン。

映画で重要なのは、実はその匂い(香り)だと思う。市川の映画は土地の風景などは重要視せず、終始屋内のシーンが全体の7割を占める。外は移動やアリバイで金田一が走りまわる程度で、あとはまるでアニメーションのコマ割りのように点々と人の表情やらをフォーカスする。

そこから、むせ返る程の匂いが漂ってくる。田舎の本家の蔵の埃やすえた匂い、親戚の着物のショウノウの匂い、おばさんの椿油の香り、世話のババアが飯を炊く匂い等々画面から匂いがたちこめてくる。

で、金田一のフケ、ズボラなんだけど、この人の観察眼はあらゆるものを透かす。人の仕種、呉服の裁き、利き手、そういうところを気にしながら観ると金田一になったような気になる。フケが必ず金田一から観た視点だからね。

そして外せないのが、「岸恵子」、その後浅見光彦シリーズの映画にも出ていたけれど、女優でこの人ほど真犯人の迫力がある女優さんはいないと思ってる。もうこの人じゃん(笑)とわかっていても観てしまう(笑)。キャスティングされた時点でいきなりネタバレなんだが(笑)、それでも「意外と…」とかもあり、そういうのもひっくるめてミステリーなんであって、ミステリーだといきなり冒頭で犯人がわかるパターンもあるので、それは特に重要な要素ではないとも思う。だからこの映画はいまだにファンが多い。

観たことない人はどうぞ、好きな人は「もっともっと」とはまると思われます。

2017年2月13日月曜日

地下ドル備忘録 ちしゃうさ 園井千咲

今日は一寸趣向を変えて、アイドルへの夢の足跡を追ってみようと思う。

出来れば本人に承諾を得たく思ったが、その軌跡を辿ると2012年の8月に、全てのSNSから消息が途絶えてしまっている。

しかし、芸歴等のログは削除依頼もなく残してあり、且つ全てオフィシャルなものなので特に問題は無いかと思う(もし本人から削除依頼が出れば応じます)。似たようなファンのブログも残っているようだし。

この人の初見は2011年くらいだったと思う。当時ニコ生で『ちしゃうさ』というハンネで生主をしていたと記憶している。
僕がコミュニティーに入ったのはいつごろだったかは定かじゃないが、ぼちぼち観ていた。ニコ生のユーザー生はコメントシャワーが特徴だが、僕はコメはあまりせずロム専(ただTVの様に視聴するユーザー)層で、コメをするコミュや枠も極々限られているリスナーであり、このちしゃうささんの枠ではほとんどコメをした記憶がない。

観ていて濃い『囲い(支持層)』が多かったと思う、原宿の頃かな?、で、たまに湧く『アンチ(荒らしや煽りなどもひっくるめて)』を囲いがNGぶちこんで、流れを保つみたいな放送だったか。でも、そんなにアンチはいなかった気がする。張り付いて観てた訳じゃないので詳しくはわからないが…。

そもそも何故興味もったかというと、この人は『アイドル』になりたいと言っていたので、ちょい追ってみたいなというただそれだけ。当時のニコ生では、大手(コミュが大所帯の生主)~中堅コミュの女子達がこぞって『アイドル(芸能人)になりたい』みたいな風潮があり、果ては軒並み玉砕していってたので、観察というか。
まあ今にして思えば、ニコ生という空間も罪作りといえばそうで、ああいう放送で不確かなcgiでは数千人来場であの怒涛のコメシャワー浴びれば、自分が何者かにでもなったかと有頂天というか勘違いする訳で…、安易に映像つながりでAKBやらきゃりぱみゅだのに自己投影してしまうのか…、そういうね。

そして、もれなくちしゃうささんにも転機が訪れて、高校?専門学校?か忘れたが、卒業と同時に上京して事務所に所属してデビューするという電撃告知。
その発表の時の放送は荒れてたな(笑)、引き止めるコメや応援激励コメやら凄い状況だった記憶、本人は泣いていたかな、動画もないし一寸覚えてないがとにかく荒れた。
「ああこんな感じなのか、疑似的なAKBの卒業式の様な」とまさにそれとかぶってた。
本人やリスナーさんはいたって真剣だったからちょい感化されてた気もする。

上京後はアメブロとかtwitterでイベントの告知してたのかな、アメブロはたまに覗いてたが、『ハニーキャラメル』というグループでデビュー、ちょこちょこ小さな箱でのライブ即売会をしていたようだ。そして撮影会も、水着やらそっち系の撮影会…。

そしてたまにニコ生の放送もしていた様で、僕は残念ながらあまり視聴していなかったが、たまに覗くと、
「こんなに来場あるのになんで誰もライブ来てくれないの?撮影会予約してくれないの?ニコ厨とか信用出来んわ」
みたいな煽りにもとれない本音の吐露がかなり印象に残っている。やはり苦しかったのかな…、実家からワンルームかなんかでのおそらく初めての一人暮らし、親もいないのでレッスンやお色気撮影会終わって疲れてても飯つくってなんちゃらかんちゃらの愚痴と、ライブ告知だけの放送。
視聴していてやはり空気も重く、日に日に減っていくコメや来場、そして当然放送もしなくなった。
正味1か月ほどで放送しなくなったんじゃないかな、おぼえてないが、実家では赤裸々に夢や日常を語りいい雰囲気だった放送も、事務所絡みで言いたいことも言えなくなり(実際どういう営業していたのかは想像に難くないが…)、みたいな。数回見て察した。

ニコ生をやめてその後、ブログなどをたまにのぞくと、グループのメンバーの入れ替わりが激しいようで、卒業ライブなんちゃら、卒業撮影会なんちゃら、と即売アイドル特有の回転だった感じ。

で、半年くらいかな?ハニーキャラメル解散、「はやっ…」っと思ったが、最近はもっとはやいらしい(笑)。その後、本人が事務所に所属してたかどうかはわからないが、自発的にか『アリスインシアター』なんかのオーディション受けて女優目指したり、声優オーディション受けたりしていたようである。


そして、程無くそういう活動も途絶えて、今日twitterで検索すると一人で路上ライブをしていたようだ。当時ファンの人に、
「ニコ生で5000人来ても路上に来るのは5人」
みたいにもらしていたとのこと(つぶやきで)。そして2012の秋冬位に最後のオフ会があって、そこで、
「勉強しなおす」
みたいに、再起を思わせる様な言葉を残しての囲いやファンとのお別れだったようだ…。

ほとんど接点もないが(ほとんどどころか全く無いが)、今日の追憶で少し寂しい気持ちになった。
ニコ生~地下ドル~様々な可能性を求めオーディション~路上ライブ、勿論アイドルへの道は険しいが、相手は全く僕を知らんが、こっちはデビュー前から|д゚)←チラ見していて経過をある程度はわかっているので、
「ああ義理でも一度くらいはライブ行けばよかったかな…」
と思ってしまう。

今どうしているんだろうかね、ひょっとしたらもう結婚して幸せな家庭を築いてるかもだし、未だ歌手やアイドルやら芸能に邁進しているかもしれない。

どのみち彼女が元気でどんな形であろうと幸せであることを願わずにはいられない。

2017年2月11日土曜日

霊幻道士の研究②

みなさん霊幻道士といえばどういう姿を想像しますか?こんな感じでしょうか?


個人差はあるだろうけれど、大体こんな風なもんでしょう。桃の木剣、諸葛亮孔明の様な八卦の頭巾、黄色いお札、もち米、羅針盤の様なダウジング板、陰陽(道教)のシンボル等々。

先ずは桃の聖剣ですが、桃は仙道(仙人)がそれが咲き誇る蓬莱山などで好んで食べる破邪の植物として知られています。日本でも「桃太郎」という桃にちなんだ鬼退治の童話や桃の節句がありますが、これも大陸渡来の道の影響もある過分にあるかと思います。
なんにせよ、東洋では桃の木はめでたい生命の象徴のように扱われており、糖度の高い美味しい果実を実らすことや長寿の樹齢であることから、キョンシーといった死の象徴には効果てきめんみたいなイメージでしょうね。

そして、もち米、桃の木剣が木の杭なら、もち米は吸血鬼が苦手なにんにくの様な役割の魔除けになります。キョンシーはこれが苦手で劇中では、もち米にふれると黒い煙を出して火傷して退散します。だからキョンシーが来そうな夜(キョンシーは夜行性)は、これを庭にまきます。これからイメージするのは、日本の節分の豆撒きですね。鬼は外福はうち、のあれ。

そして、お札。元祖のお札には『勅令・(陰陽五行の環)随身保命』と鶏の血で書かれています。勅令とは天(天子)の命令でその身を護るみたいな意味だそうです。鶏は卵を産むのでやはり生命の源のシンボルであり、陰陽の裏にあたる死をわかちます。ですからキョンシーはこのお札を額(サードアイ)に貼られると動きが止まります。このお札は自分に貼っても意味があり、人は自分の背中が見えない様に、死(陰)は生(陽)が互いに見えません。ここが道術の肝となります。
そして羅針盤、これはキョンシー対策ではないんですが、狐狸精(幽霊等)など実体がない魔物を探す時に使う月光の力を利用した八卦の太極図で、もののけがいる方向を指し示します。ダウジングの様なものでしょうか?仏教だと八方輪鈷杵というお不動様が持つ法具がありますがこれと似たようなもので、掌でもののけを探知し魔物に向かってチェンソーの様にオートで回転して飛んでいき滅します。

他にあげるとキリがないですが、銭剣なども月の光を浴びて力を発揮する道具です。ここで重要なのは月明りが道士の強い味方という事です。夜は暗いですよね?今でもインフラが充実していない山道などは月の光をたよりに道を行きますが、そういうアニミズムというか日本で言う月読信仰というか、そういう事だと思います。陰陽は月の満ち欠けであったり太陽と月であったり、捉えようは様々ですが、とても当たり前の事を言っていて、いくら強力で凶悪なキョンシーや幽霊でも自然の理には抗えないという事です。

こうして見ると、日本と霊幻道士のエクソシズムの共通点はかなりありますね。それはそうで、大乗などは大陸でかなり混ざってその後に日本へ伝わっていますので、そういう風習などがかなり色濃く残っています。盛り塩なども元々は道教のしきたりです。

僕は個人的にここいらが、我々が霊幻道士になんとも説明がつかないシンパシーを感じる部分なのかなあと妄想したりしています(笑)。古今東西まじないの類はあまり差はありません。皆幸せになりたいんですね(笑)。

次は気が向けばキョンシーさんについて考えようかと思います。

2017年2月10日金曜日

男はつらいよ 寅次郎恋歌

これね、実はずっと寅さんにまつわる謎だったシリーズ中の一本


久々に観返して、もやっとしてたものが晴れてきたような余計に曇ったような(笑)。

『男はつらいよ』シリーズでも特に好きな一本。先ず、このキャスティング、寅さんは勿論だけど、おいちゃん:森川伸(僕のイメージは三代目のおいちゃんだけど実はこのおいちゃんが江戸っ子風で好き)、おばちゃん(大女優の三崎千恵子)、さくら(倍賞千恵子)、ひろし(前田吟)、たこ、御前様のレギュラー陣をはじめひろしのお父さん(志村喬)などシリーズ初期の一癖も二癖もある名優勢揃いで、大衆化する前の寅さんがまだ色濃く残っている。

前に観たのはおばちゃんの故三崎千恵子さんが亡くなった時にTSUTAYAさんでかりてきて観たな。

僕がこの『寅次郎恋歌』の魔法に学生の頃からかかっているのが、シリーズ中で唯一寅さんがはっきりとフラれた訳でもないのに(いつものように二枚目が現れたり)、すんなりひきさがるところ。寅さんは全作観ている?(抜けてるのあるかも途中までとか…)が、ヒロインとしてはリリーさんが本命というかそういう感じに成り行きでなってるけれど、この池内淳子さんが実は山田洋二の伏線だったんじゃないかな?とか妄想している。

ひょっとしたらね、その後寅さんはちょくちょくローク(池内さん扮する後家さんが経営する喫茶店)に帰っていたんじゃないかな…、とか(笑)。そんな感じのパラレルアウトをついつい夢想してしまう。観ればわかるけれど(笑)(笑)。

大筋をみれば、ひろしのお母さんがなくなり、そのお母さんの裏の顔が池内淳子さんとオマージュの如く一致する。勿論寅さんはそんな事は知らないけれど、志村喬さんに影響されちゃってて所謂ね、家庭における父性と母性の食い違いを見事に描いている作品。
そういう人間模様が帯の錦のように絡まりあって、なんともいえないノスタルジックな空間やグレイな本質を表現している。様々な人の過去が巧妙にぶつかりあい現在において化学変化をおこして新しいものを生む。そんなおじさん達のどたばた劇の脇で無邪気に遊ぶみつお(笑)。

たまに、思い出したかのように『寅さん』に会いたくなるが、これはなんなのかよくわからない(笑)。いつかこの『寅次郎恋歌』の謎が解ける日がくるのか?

わからない。


コープスパーティー Book of shadows アンリミテッド版

コープスパーティーの続編ですね、


実はブログ主の雨沢は生サチコに会いに行きました(笑)。
左から雨沢でサチコと原作脚本・制作・デザインの祁答院 慎(けどういんまこと)先生です。

余談ですが、劇中のサチコはめっさ凶悪なんですが、サチコ役の俳優さんはめっさかわいいいい子でした(笑)。生駒さんはいたのかな?、わかりません。

コープスそのものについては、それこそゲームや原作からという話なので、青鬼なんかと同じでとにかく何か一つ(ゲーム・本・映画・漫画等々)手にとってみてください。じゃなきゃ説明が出来ないというか、それぞれの固定ファンがいて、僕は飽くまでコープスの映画を主眼なんで、乃木坂や襷坂やらそっちの要素までは手がまわらない(笑)。全部ひっくるめてのコープスですし。

と、いうくらいこのコープスパーティーは様々なカテにまたがる「現象」なんですね。
僕が一つこの『映画』カテ限定で気になった点は、映画製作においてこういうスラッシャー要素のあるホラーの表現規制について。

タイトルにもあるように、『アンリミテッド』となってますが、つまりユーザーには選択肢があり、お花畑仕様と血みどろグロ仕様と窓口を選べるようになっています。『SAW』もソウだけど鮮血がピンク色だったり(笑)、今般ホラーやアクション界隈は世にはびこる花畑馬鹿のせいで、ゲームから映像から全ての作品の表現がえらい窮屈になっております。ピンクの血とか余計グロいわ(笑)。

この映画もその辺りはかなり苦慮されてるのが垣間見える。コープスや青鬼果てはバイオやらは、そういう一部がフライドチキン片手に、『ぷぎゃーグロがー』と騒ぎ立てる表現こそが肝であり、自由にやらせてあげたいんですけどね。犯罪を助長するだのアホな事を言い出すのがいるんです(笑)。そのあなたがむしゃむしゃパクついてるフライドチキンはどのようにして作られるているかご存知ですか???最初から手羽先シェイプではないんですよ(笑)???

と、まあアホどもの逆風やバカの壁はありますが、コープスみたいにゲームから派生するホラー映画やアクションやSFも増えてきたので、観劇の際に今までにない一体感はあります。バイオなんかもそうだけど、つい鑑賞中にコントローラーでホイールだのコマンドだの想像したりする(笑)あるある(笑)。

これは従来は無かった事だし、映画→ゲームというのはあったが、走りはFFのアドベントくらいからかな?バイオ以前は…。

前説長くなったが、この続編観るのに最低限必要な事は前作やアニメを観とくなりゲームをやっとくこと。ある程度背景がわかってないと、例えばポッターでいえば、「シリウスって誰?」みたいな話になります。加えてこの作品をとりまく様々なカテのユーザー達の情報を掻い摘んででも、頭にいれておくと理解が深まります(例えばゲーム界隈とドルヲタでは全く見解が違います(笑))。
まあいきなり2作目観ても察しよすぎる人ならあれだが、微妙にタームリープ要素あるんで、あっちゃこっちゃ『Π』みたいに飛ぶからね、パズルみたいに。空間と空間を結ぶ迷宮みたいな、こういうの好きですよ。




2017年2月8日水曜日

28日後… ちょいネタバレ(鑑賞には影響しない程度)

28日後…、観た人も多いと思うけど、英国の鬼才ダニー・ボイルのパンデミックゾンビ(正確にはゾンビじゃないか…)。

シャロウ・グレイブとかトレイン・スポッティングの監督といえばわからない人いないと思う。

実は僕は英国はクソのように大嫌いですが、悔しいかな、ボイルは天才以外のなにものでもないと思ってる。まあイングランドは嫌いだけれどスコットランドは好きなので、上記二本もオススメです(笑)。舞台はスコットランド中心。

そしてこの28日後…、初見の時は衝撃を受けた。もうね、とにかくゾンビっぽい感染者の足がくそ速い(笑)。ドーピングしたアスリートのように運動能力も高く、バイオハザードのクリーチャーよかAP高いんじゃないか?というくらいの機動力。見つかれば休むもなにもそんな暇もなく56される。で、人肉食のプレデターじゃないから、ただひたすら凶暴なだけ、とにかく暴力のみという、まさに基地ガイの群れがひるむことなく速攻かけてくる。

気の違った狂人の群れがマシラの如き動体で一斉攻撃してくると想像すればいいかな。

で、例の如く、ロンドンから郊外へ避難した先で敵はシフトチェンジして、軍人崩れ自衛集団。ここから話はまるっと変わって、今度は極限状態に追い詰められた集団の陰惨な人間ドラマ。これらがまたこれでもか?というくらいえぐい。

英国系なんかに、こういうの撮らせたら、ロンドン塔じゃないけれど、たぶん右に出る者はいない(笑)。もうねこれでもかっちゅう位に陰険、陰惨、この世の人地獄だよね(笑)。

ゾンビかといえば正確にはそうではないが、大枠ではゾンビものと考えると、中でも秀逸な作品。最後はマカロニゾンビと違いハッピーとはいかないまでも、ゆるい?けれど、当時はどのみち続編の28週後…が出るまでは、たぶん助からないんだろうな…、みたいな感じにもとれたしまあゾンビものとして考えればまあまあのラストかな、とか。

これは続編の28週後…では、またガラっと内容変わるし、それ加味しても神作。

観てない人は必見のオススメ。

2017年2月7日火曜日

スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの三日間

え~と、これはとれたて新鮮ではないです(笑)。

ただドーン観たんでゾンビものの形の可能性の一例として紹介しようと思います。

スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの三日間


ちなみにこの映画は英字の方は酷評だらけです(笑)。僕の評価はめっさ高いです(笑)(笑)。

日本の方の評価は観てないですが、大して高くないかと思われます。

というのも、おそらく彼等多くの見方がゾンビ映画という視点からの評価だと思うからです。それはまあしょうがないでしょう、邦題がもろにそうです(原題は感染とかそういう意味です)。

にしろ原題はゾンビ匂わすものではないにもかかわらず、

「説教臭い、意味不明」

みたいな評価多い。これは、この映画の本質がおそらくはお能の「卒塔婆小町」であるというフィルターというか色眼鏡が無い為だと思われます。

その辺は自分が以前ちんたら語ってる動画あるんでこちらでご確認下さい(ちょいネタバレ気味)。


と、まあこういう見解(正味30分とくそ長いから、テキトーに流してね)。

先のワーナーさんの予告じゃわからないが、ヒロインがめたくそべっぴんで、これ観た当時はこんな美人いんのか?ってくらい思ってた。

だからストーリーが好みにあわなくても、男であればこの美人だけで目の保養になります(笑)。

この手の社会風刺?性病予防?も兼ねた感じにとられがちなティーン啓蒙系映画は、とにかく忌避されがちでアレルギーある人多いかもだが(正直ホラーでもスラッシュでもないし全く怖くないし、老いのメタファーともとれる描写は女性にはきついかもしれない…)、そういう理屈や概念は敢えて考えず思考をニュートラルにして観れば中々深いものがあると思います。

何が言いたかったかと言うと、ドーンの田舎哲学というか人間ドラマやら、そういうものを掘り下げていくとこういう到達点もある、という見本だと言うこと。

ゾンビは色々な事を教えてくれるとそういう話。

2017年2月5日日曜日

ドーン・オブ・ザ・デッド ※ネタバレ蟻

ゾンビといえばこれを書かずには何も始まらないということで、元祖かリメイクか迷ったが、ネタは新鮮なのが信条なので、最近観た(もう10回は観てる(笑))ということでリメイクで、


これは不朽の神作ジョージ・A・ロメロ監督・脚本の『ゾンビ』のリメイク。

まだ観てない人はどっちから観てもいいし、どっちもロメロがかかわってて、加えてリメイクはクラウディオ・アルジェント(ダリオの兄弟)が制作という超豪華陣。

※ここからネタバレなんで観てないゲストはブラウザバックして下さい。

ちょい元祖とリメイクの比較になるが、優劣つけ難いのはわかるが、敢えて言わせてもらえば、僕はリメイクが元祖を越えた稀な例だと思ってる。

これは賛否両論あると思うが、先ず違いからあげると、リメイクは足がクソ速い、ゾンビがちょい頭がいい(呼ぶと反応したりちょい表情つくったりする)、チーズというわんこが効果的に使われている(感染してるかのように登場しいくつか見せ場をつくる)、出オチである(警察官がゾンビの血を洗い流した噴水の水で傷を負いおそらくゾンビになるだろうが、それがいつかわからず常に緊張感がある)、相変わらず女性陣がわんこ助けにいったりと元祖にも増して苛々させる(笑)等々。

元祖があってリメイクがある訳で、改善されたという点で、優劣をつける事自体に無理があるが、これで本作は非の打ちどころのない完全無欠の神作として完成したとも言える。

当然、多くのゾンビファンの印象に残る噴水にプカプカ浮くゾンビや、ゾンビ以上にシチュエーションホラー群集劇としての人間の恐さも強調されている。
例えば、馬鹿なおっさんが安定しない車内でチェンソー振り回し同士討ちとか、こういう苛々設定もパニックやら密室劇の要素もふまえて、総合芸術としての『映画』そのもの。

元祖はどちらかと言えば、途中からヒャッハー系の荒くれ者の侵入者とかが敵になり、加えてゾンビが弱いしヒューマンドラマ的な要素も強かったが、リメイクはドライで恋仲とか関係なくすかさず死ぬ。

そして、ロメロゾンビの一生徒としては、ゾンビ映画には救いなどあってはならず、最近の『WWZ』などに見られるハッピーエンドはどうも受け入れ難い(嫌いではないがちょい違う)。

もうね、最初の仕込み(噴水でおそらく感染している警官)から一筋の光明すら打ち消すドSっぷりこそ、ロメロの徹底した拘りだと思う。

最後島に着いてまたゾンビ、逃げられたとしても、警官がゾンビになるだろうし、あの馬鹿女はわんこを連れ戻しにいくとか言い出すだろう…、チェックメイト、詰みだ(笑)。それを象徴するかのように、警官が向かいのビルにいるガンショップのおっさんと双眼鏡でホワイトボード使いチェスをするシーンがあり絶妙だ、一分の隙もないし無駄がない。

と、こういう感じ。まだまだ言いたい事はゾンビの数ほどあるが、くどくなるのでここまでとするよ。


僕は今でもショッピングモールに行く度に、この『ゾンビ』を思い出し、常に逃げ場を探している(笑)

七三分け

僕は小さい頃から七三分けをしていた。



何故なら髪を切るのが好きじゃなかったからだ。

七三分けをする人は大別して2タイプいると思っていて、それは僕の様に前髪がうっとうしいから分ける人と、別にうっとうしくないがおしゃれで分ける人。

大人になってからは、美容院に行くのがそれほど嫌ではなくなったので(性癖がわかる担当がいるから)、前髪がうっとうしい事もなくなり、あまり七三分けをしなくなったが、それでも忙しい時や担当が辞めてしまったら元の木阿弥で、必要に迫られて七三分けをしなければならなくなる。

それで去年の暮れのことだが、帰省前に担当が三茶とかに店を移ってしまい、髪が伸びていて帽子をかぶったりしつつ誤魔化していたけれど、実はぶっちゃけ帽子も好きではなく、七三分けで出掛けた。

従姉を訪ねたんだが、最初七三分けだったのが、電車で寝たり風のせいで真ん中分けになっていたらしい。

従姉に、
「あんたイメージ変わったね、いいんじゃない?」
と不敵な笑みで言われて「?」と思いラボに行きミラー見て気付いたのだった。

そして不可抗力とはいえそのような隙を見せた自身に腹が立ちつつ、七三分けに直した。

部屋に戻ると、従姉がチラ見して、プっと吹いたのがわかった。その不遜な態度に、
「このクソあまが…」
心中重ねてむかついたが、子供の頃のように報復の悪戯をする年でもなく、笑う従姉をイチベツしお茶をあおった。

そもそもただうっとうしいという理由で、幼少からの癖で分けていただけの『七三分け』に対して、いつしか自身にここまで拘りや愛着があったのかと驚いた。

たかが七三分けされど七三分けという話。

余談だが七三分けというとバックトゥザフューチャーの若かりし頃のおとん思い出すね


2017年2月4日土曜日

イット・フォローズ it follows ※ネタバレ梨 他バレンタインデー特集 胸キュン青春ホラーの神作紹介

とれたて新鮮の昨晩観た映画。下調べなんか全くしておらず、ただ手にとったんだよね。

オカルトかな…、カースでもないし、フォークロア???なんだろうか?…、ちょいマニトゥ思い出したな、あとマウスオブマッドネスも、全体の雰囲気が。アメリカ映画だけど途中8マイルがなんちゃらとかちょい色んな作品にインスパイアされすぎててやや散らかり気味の印象。


まあいいや(笑)、ただ最近多いスタイリッシュホラーでもないし、俳優も美人もいなければ男もへコいのしかいないのは非常に好感がもてる。これぞアメリカ青春おバカホラーだよね(内容はそうでもないけど)。

このクリーチャー?は一体なんなのか、というところで最後まで全くわからない。しかし、深く考える必要もないと思う。こういうのは大抵作り手もよくわからず、それっぽくちらほらとネタを仕込んで僕等に
『あーでもないこーでもない』
と、話題にさせる手法だ。古くはツイン・ピークスなんかがそうで、考えても意味がない。
考えたい人は考えればいい、楽しみ方は人それぞれ。

ちなみに考える事を数十年前に止めた僕はただ楽しめた。
「おい”デュクシ”とか物理効くんかいっ!」
みたいな(笑)。

ちなホラーで青春にひたりたいっ!彼女彼氏と血まみれになりたいっ!という人にオススメは
先ず『デス・ロード 鮮血』


これね、邦題ほんとアレなんだが(笑)、無茶苦茶良い映画。適度にこわいしきmいがガチの純愛要素で、イット・フォローズで「こういう要素欲しかったなあ」みたいのがアリアリと描かれてる。
僕は泣いた(笑)

それと神作『バタリアン・リターンズ』

これについては僕如きの陳腐でチープな説明や解説はいらない。青春ゾンビの神の滴である。僕はこれを観る度にキュン4にしそうになるよ。世紀の名作。

イット・フォローズとあわせて彼氏や彼女と観てみてね(笑)
愛が試されるかもしれないから喧嘩しないようにね(笑)(笑)(笑)



2017年2月3日金曜日

去年の蒼猫アカデミー大賞受賞作品『ゾンビ・ガール』

そういえば寄稿忘れてた去年の『蒼猫アカデミー(蒼猫は六彦の別名である)』総なめの作品を紹介しておくね。

それは『ゾンビ・ガール』


監督はあのジョー・ダンテ、「?」って人もいるかもだけど、今でいうティム・バートンのような魔術師的ヒットメーカーで、「狼男ハウリング」や「グレムリン」と言えばわかるであろう、いわゆるライカン(獣人やパニックムービー)の巨匠。

ちょいマニアックだけれど、「ピラニア」は今でもこちら側の住人には語り草になっている、殿堂入り超カルト。

ただどの作品を観てもダンテはとても優しい人なんだと思う。スプラッシュでも観ている側は何故かそれ程残酷には捉えない。世紀の奇人バートンとの違いはその辺かと思う。僕はまあまあ好き。

正直言うと私見だがエグさが足りないのはある。

ただ、そういうダンテの性癖とストーリーやキャスティングが、うまく化学変化を起こせばこういう稀代の名作が出来上がるのも映画の醍醐味。

ウォームボディーズほどチャラくなく、きちんとゾンビのきmさは描きつつ、「人間」の恐さを程よく醸し出してる、と思う。

良いのは隙の無いキャスティングで、特にアシュリー・グリーンのゾンビがもう腐っててたまらない。彼女はトワイライトの吸血鬼役でとても有名になったけれど、ホラー系を嫌がる女優(イメージついちゃうから)が多い中でべっぴんで演技がうまく僕等を裏切らない義理堅い名優。まさに女神だと思う。そして演技力もある。

グリーンは神経質な役もいけるし、カレンのような自由奔放みたいのもいける事を再確認。
他のタメのキレイなだけの女優でここまで演者の幅があるのいるかな?そうはいないと思う。ダーク・ブロックみたいな(笑)。

ネタバレしたくないから筋には触れないけれど、コミカルでもショーンやこれならゾンビストも納得出来ると思う。

全てのゾンビ好きへオススメする至高の一品。

僕という一人称について

』という一人称を無意識に使う者の一人としてこれについて考えてみた。

これは正確(アカデミック)には自分と同等や自分以下の者に対しての一人称代名詞とのことだ。

正直そんなことは知らなかった。

いや知らなかったというか『僕:しもべ』ともよむし、そんな感じかな?とは思ってはいたけれど、典籍によれば僕は別に間違った使い方はしていないようである。

まあそんな机上の空論はおいといて、男は大別すると『俺派』『私派』『僕派』という三大派閥にわかれる。

マイノリティーとして『自分派』もいるが、これは全ての一人称派閥の者がたまに使うものであり、『自分』としか称さない者は生きてきて一人しかいなかった。関西弁だと二人称で使うみたいだけど、一人称で普段使いは滅多にいないと思う。

そしてその者は自分のことも自分と称し、他人二人称も自分と呼ぶ、稀な男だった。

具体的に言うと、
「自分はこうしたいんだが自分はどう思う?」
と徹底していた。彼は、
「僕はこうしたいんだが、あなたはどう思う?」
と言ってるつもりなんだけれど、なにしろ純血で混ざりっ気のない『自分派』なので、彼がそう言う度に心おどったものである。

僕が自分の事を僕としか無意識で言えないように、彼は自分を自分としか言えないのである。
これはとんでもない事だと思う。

彼は埼玉の出身だ。僕は物心ついた時はメインは東京だ。埼玉と東京などほとんど距離はない。
それなのに、しみついた一人称や二人称が違う。

トッポい奴が『俺派』だったり、まじめくさった意識高い系などが『私派』だったりそれはわかる。

でも常に『自分』てありえるか?「自分さあほんと〇〇好きだよねえ」とか言うか?わざとじゃなく…

ほんとそいつとの会話はカルチャーショックだったよ、こんな言霊使いがまさか埼玉にいたとはね…、さいたま侮れないな。でも、意外と関西には多いのかな?でも関西弁の場合は二人称のみだよね、たしか。

で、ちょい憧れて僕も『自分派』になるべく一時自分と言ってたんだけど、やっぱ矯正出来ないし、僕で生きてきたんで、自分とか言ってるとなんか気持ち悪くなるから止めた。

と、そういう話。




霊幻道士の研究①

僕は『霊幻道士』という摩訶不思議な映画に出会った事で、自分の中の世界観というかマインドマップが大幅に変わったことはこの生来の鈍感さでも自覚できた。

世代的にブルース・リーは実はあまり馴染みがないが、その後のジャッキー・チェンやアクションで言えばシュワちゃんやマトリックスまで、アクションというジャンルを観る際に僕の中の一つの指標は、未だにこの霊幻道士だ。

時を経て、最近ではジュノ・マックのこれ、松竹さんの公式




で、興行はどうだったんだろうか…、気になる方は各自とんで調べてみて下さい。

単館上映等がほとんどだったと思うんで、あとファンタスティック祭りとかに招待されたんかな…

記憶がおぼつかないけど、海外の映画オタの親友から伝いで「映画祭でやるぞ」みたいなメッセもらったんでその位キョンシーからは遠ざかってたもんで、DVDまで探し回って初見の時は、こみあげてきましたよ、ええ。

この最新作の『キョンシー』には元祖霊幻道士のキャストが勢揃いというね。

因みに僕が尊崇するラム・チンイン:林正英はもう若くして亡くなられてるんで当然出てきません。

この道士の中の道士である林正英老師に関しては次の機会に深く読みとくとして、この新作の主人公は、元祖でチンイン扮するガウ道士の馬鹿弟子二人組のイケメンのサンコウ役だったチン・シウホウ。

そして道士はアンソニー・チェンで元祖では邦訳だと『風水師』というおそらくは、翻訳者が勝手につけただけだろうけど(センスあると思う)道士未満の未熟者的キャラでガウの道弟かなにかで、コンシー(キョンシーだけどお札が額に貼っつけてあるんで先導・水先案内人の意のままに動かせる式神のような死体)を先導して生まれ故郷に連れて帰る、みたいな役だった。

風水っていうのが日本で当たり前に語られるようになったのは、おそらくこの元祖からじゃないかな…、それまでそんな八卦見はほとんどきいた事なかったしね。

だからダオの風水術っていうと僕の中ではアンソニー・チェンが先ず第一人者。誤訳というかテキトーなネーミングだろうけど(笑)。とにかく昔の翻訳はセンスある、人工キョンシーだから勝手にコンシーとか(笑)。

で、そういう往年のキャストで繰り広げられる新作『キョンシー』は、シリアスでもあり少し薄ら寒いくらいブラックユーモアに溢れていて僕はかなり好き系。

昔からのキョンシーや霊幻道士ファンには新作は賛否両論みたいだけど、それをいうなら人嚇人や人嚇鬼から霊幻道士に至る過程もあるしキリがない、という。ついでに言うと80年代なら『魔界天使』などもあり、これも関連作といえば系統はそうであり、そこからの変容をみれば色々とは言えなくなると思う。

サモハンやレイモンド・チョーといったゴールデンハーベスト系がキャスティングの妙で一気に檜舞台へと昇華させた一連のキョンシーもの。気が向いたら次回からこと細かに『霊幻道士』について書こうと思う。



2017年2月2日木曜日

猿でもわかる任意団体・同好会・サークル(人格のない社団)の銀行口座開設の方法

ここへたどり着いた人は、

自分の名前じゃない銀行口座つくりたい』

という事だろう。目的は様々だと思う。

早速教える。

※用意するもの
・ハンコー百均の木とかプラスチック製のやつでいい。出来れば手彫りとかケースの上に書いてあるやつ。勿論自分の名字。シャチハタとかゴム製はダメ!

・運転免許証かマイナンバーカード(保険証は写真
ないからダメ!)

・規約ーテンプレがそこらにあるのでどれでもいい。コピペするかPDFおとしたり。一応ここでも実際通ったのを載せておく。【】の中は自分で考えて書くところ。埋めたら【】は消すこと。

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会の名前】運営規約

第1条 会の目的
例:映画の趣味の合う人】の団体である【会の名前】の準備や運営の業務を円滑に進め、会員相互の親睦や友好を深める為の活動を行うことを目的とする。

第2条 名称
この会の名称を以下のとおりとする。
会の名前

第3条 所在地
この会の所在地を以下に置く。
郵便番号 自分の住所
会計 【自分の名前

第4条 会員
例:映画という素晴らしい文化】について共に理解し平和的に保全していく事に努める者であることを参加の条件とする。

第5条 役員
この会に以下の役員をおく。
 会長   1名
 副会長  1名
 会計   1名

第6条 役員の任期
役員の任期は【年月日※いつでもいい】までとする。

第7条 代表
会長は会を代表し、会の円滑な運営に努める。副会長は会長を補佐し、会長が欠員のときは会長の職務を遂行する。

第8条 運営
概ね年2回の勉強会を開催する。重要事項については、会員による運営会議を行い円滑な業務遂行に努めるものとする。運営会議の議事は、出席者の過半数の同意をもって決定する。

第9条 会費
会費を年間【~円】とし、原則これを財源に運営費用として充てるものとする。

第10条 
この規約は、会員の過半数の同意をもって改正することが出来る。

附則
1.会の役員は次の会員とする。
 会長 【自分の郵便番号から住所】 【自分の名前
 副会長 【自分じゃない会員の郵便番号から住所】 【その人の名前
 会計 【自分の郵便番号から住所】 【自分の名前
2.この規約は【明日の年月日】から適用する。
3.設立年月日 【1週間前くらいの過去の年月日

この規約の記載内容について事実と相違ないことを証明します。
   【自分の郵便番号から住所
   会長 【自分の名前】【ハンコ押す

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これで自分はゆうちょの総合口座を開設した。

ゆうちょに限ればこの3点があり、規約に間違いがなければ20分もかからず同好会などの名義の口座が開設出来る

会の名前のみが口座名義になるので、名前はちゃんと考えた方がいい(会員が会費等を振り込む際に代表者の名前は出ない)。

会長(自分)が会計を兼任しても良い。

ハンコ(銀行印)は会の名前の印鑑でもいいがつくると高いので自分の名前のハンコでも同じこと。今の通帳は銀行印は記載されないから。

ただ窓口によっては会員の名簿等の提出を求めてくるゆうちょの職員もいるらしいので、そこはわからない。その場合も、例えば副会長が家族や友人ならそれを伝えればいいのかもしれない。

自分が口座開設を行ったゆうちょは普段からよく行く地元の小さな郵便局だったので、職員の方々もそこそこ顔なじみであり滞りなく手続きが進んだ。

この任意団体名義の口座は、飽くまで基本は非営利の同窓会や同好会などの会費等の管理運用などをする為のものなので、悪用はしないこと。商取引き等で儲けなどが出た場合はきちんとしかる機関へ申告しなければならない。

以上が任意団体の口座を開設したい人の参考になれば幸い。