読めよ

フリークス・シティ

好き(笑)(笑)(笑)。 ここは現代で人間とゾンビとヴァンパイアが共存するオハイオの田舎町(笑)。 難しい事は抜きにして、まあそういう事なんだろう(笑)、こういう強引な設定いいです。こうこうこうなってああなってという理屈っぽい『アンダーワールド』みたいなのも勿論いい...

2017年2月5日日曜日

七三分け

僕は小さい頃から七三分けをしていた。



何故なら髪を切るのが好きじゃなかったからだ。

七三分けをする人は大別して2タイプいると思っていて、それは僕の様に前髪がうっとうしいから分ける人と、別にうっとうしくないがおしゃれで分ける人。

大人になってからは、美容院に行くのがそれほど嫌ではなくなったので(性癖がわかる担当がいるから)、前髪がうっとうしい事もなくなり、あまり七三分けをしなくなったが、それでも忙しい時や担当が辞めてしまったら元の木阿弥で、必要に迫られて七三分けをしなければならなくなる。

それで去年の暮れのことだが、帰省前に担当が三茶とかに店を移ってしまい、髪が伸びていて帽子をかぶったりしつつ誤魔化していたけれど、実はぶっちゃけ帽子も好きではなく、七三分けで出掛けた。

従姉を訪ねたんだが、最初七三分けだったのが、電車で寝たり風のせいで真ん中分けになっていたらしい。

従姉に、
「あんたイメージ変わったね、いいんじゃない?」
と不敵な笑みで言われて「?」と思いラボに行きミラー見て気付いたのだった。

そして不可抗力とはいえそのような隙を見せた自身に腹が立ちつつ、七三分けに直した。

部屋に戻ると、従姉がチラ見して、プっと吹いたのがわかった。その不遜な態度に、
「このクソあまが…」
心中重ねてむかついたが、子供の頃のように報復の悪戯をする年でもなく、笑う従姉をイチベツしお茶をあおった。

そもそもただうっとうしいという理由で、幼少からの癖で分けていただけの『七三分け』に対して、いつしか自身にここまで拘りや愛着があったのかと驚いた。

たかが七三分けされど七三分けという話。

余談だが七三分けというとバックトゥザフューチャーの若かりし頃のおとん思い出すね


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