読めよ

フリークス・シティ

好き(笑)(笑)(笑)。 ここは現代で人間とゾンビとヴァンパイアが共存するオハイオの田舎町(笑)。 難しい事は抜きにして、まあそういう事なんだろう(笑)、こういう強引な設定いいです。こうこうこうなってああなってという理屈っぽい『アンダーワールド』みたいなのも勿論いい...

2017年4月8日土曜日

キングスマン

結論から言うとくそおもしろい。血わき肉おどる、とはこのスッパイアクションのことを言うのだ。


僕は007とかは何気に好きなジャンルで、それはフォーサイスの『ジャッカルの日(リメイクはくそであるオリジナルの方ね)』や『オデッサ・ファイル』とかがこれ系のゲートウェイだったから。つまりこの手のに関しては『ミッションインポッシブル』が邪道に感じる程にトラッドな嗜好だ。

逆にアメリカを舞台にした色気もへったくれもない沼スパイを先に観ていたら、逆に欧州ものが物足りなく感じていただろう。なによりとっかかりというか初めの一歩は大事だね。それで後がどうなっていくかの感受性に非常に大きく影響すると思う。

本作は都市伝説やフォークロアであるところの、世界組織イルミナティー直属の無国籍諜報機関に関する破天荒な筋。

この機関のエージェントになるには血統主義であり、どうやら貴族やナイトの血脈じゃないと本来は円卓につけないらしい(アーサー王と円卓の騎士に因んでコードネームもランスロットなどになっている)。

その機関や世界政府に対する新興勢力としてサミュエル・L・ジャクソン扮するITナッツの富豪が、『地球存続の為に一部の特権階級を除く有害ウィルスの様なgmkz人間を削減する』というえげつないプロジェクトを推進している。

本作の主人公はコクニーという貧困層出身の青年。実は父親は軍人だったがそのキングスマンという機関の代理人に、異例の大抜擢をされたという逸材の形見。父親の優しい性格を受け継いでおり男気のある好青年である。

あとは他のスパイものと変わらないが、とにかく微妙にふざけちらかしており、上流階級を皮肉る鋭い風刺や、Lジャクソンの小気味の良い宗主国である英国批判など、随所に古典が散りばめられていて知的レベルも高い。

久々におもろいスパイ映画でした(笑)。かなりオススメ。

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